はるか昔……突如襲った時空震(クロノクェイク)により、人類は宇宙への進出手段を喪った。
約200年後。惑星トランスバールの衛星軌道上に現れた「白き月」は、この惑星に住む人類に「恩恵(ギフト)」を授け、再び宇宙に向かう道を与えた。以後400年にわたり、トランスバールはその版図を広げ、128の惑星を治める「トランスバール皇国」へと発展していった。
トランスバール歴412年。突如現れた大艦隊は瞬く間に首都惑星トランスバールを陥し、皇王ジェラールら皇族を弑逆した。艦隊を率いていたのは、その5年前、ジェラールによって皇国から放逐されていた皇子エオニアだった。
そんな中、辺境駐留艦隊にあってクーデターの報を知った青年将校タクト・マイヤーズの前に、5機の戦闘機が出現した。「ムーンエンジェル隊」と名乗る彼女らは、白き月に滞在していたためエオニアの粛清を逃れた皇子シヴァを守るようにとの、かつての恩師のメッセージを、タクトの許に携えてきたのだった。タクトは、白き月よりもたらされる先史文明「EDEN」の技術遺産「ロストテクノロジー」の粋を集めて建造された宇宙戦闘機「紋章機」を操る5人の少女と共に、戦乱の嵐に立ち向かっていく。
エンジェル隊
原作系(ムーンエンジェル隊)では白き月を警護する近衛特殊部隊。「最強兵器を駆る美少女」という事で、トランスバールでは伝説的な扱い。白き月の警護が主な任務。
なお、エンジェル隊のメンバーの声を当てている新谷良子、田村ゆかり、沢城みゆき、山口眞弓、かないみか、後藤沙緒里(途中より参加)の声優のユニットも同じくエンジェル隊と呼んでいる。
アニメ版(ギャラクシーエンジェル隊)については、ギャラクシーエンジェルを参照。
トランスバール皇国
全128星系を統べる巨大銀河皇国。首都星は惑星トランスバール。廃皇子エオニアの反乱によって、当時の皇王を含め政治中枢にいた者がほとんど殺されてしまうが、反乱の終結後に復興。現在の統治者は女皇シヴァが勤めている。
紋章機
紋章機を参照。
ロストテクノロジー
EDENが生み出した科学技術。原作系では時空震以前のものを指す。ゲーム版ではあまり確認されていないが、アニメ版において多数確認されている。
そもそも、紋章機やエルシオールもロストテクノロジーの産物であり、未だにブラックボックスとなっている部分も多い。
ロストテクノロジー (ギャラクシーエンジェル)を参照。
エルシオール
紋章機#エルシオールを参照。
時空震(クロノ・クェイク)
約600年前にEDENやトランスバール星域の文明を衰退させた大災害。この災害によって長距離移動や長距離通信が不可能になったため、各星域が断絶されてしまった。実は人災であり、直接の原因はヴァル・ファスクが作り出したクロノ・クェイク・ボム。
白き月・黒き月
EDENによって生み出された対なす双子星。ヴァル・ファスクを打倒するべく作られた。
白き月は「あらゆる不確定要素を取り入れることで無限の可能性を生み出す」、黒き月は「不確定要素を徹底的に排除し、常に安定した戦力を生み出す」という異なる設計思想で建造された。ちなみに、不確定要素とは運用する人間の感情を指している。二つの月にはお互いを"敵"と認識し合い、争うことでお互いの技術を高めるという任務が与えられていた。そして、最終的には勝利した月の思想を基幹として融合し、究極の兵器が完成する予定であった。
しかし、時空震が発生したため、二つの月は互いに存在をロストしてしまう。そのため、白き月は本来の任務を放棄、文明(人類)の保護を目的として活動した。時空震発生から200年後に惑星トランスバールへと流れていき、「恩寵(ギフト)」と呼ばれるロストテクノロジーをもたらした。いつしか、白き月は世代交代などによって本来の目的が忘れ去られ、トランスバール皇国の象徴的存在となった。しかし、白き月の紋章機を仮想敵と考え、戦争の無い間でも「外敵」に備えた事から、本来の機能までは失われてはいない。
一方、黒き月は管理者の世代交代が無かったこともあり、その任務を続行しており、白き月を探し求めエオニア戦役を起こすことになるが、エルシオールのクロノ・ブレイク・キャノンによって大部分を破壊される。その後、黒き月のコア部分はヴァル・ファスクのネフューリアに回収され、皮肉にもヴァル・ファスクにその技術を使われる羽目になるが、管理者のノアはタクト達と合流し、白き月に身を寄せることになる。こうして、どちらにとっても意外な形で、白き月と黒き月の融合が成されることになった。
なお、白き月、黒き月双方とも、自力で星間航行する能力を持っており、クロノ・ドライブすら行うことが出来る。また、防御力も強固で、通常兵器では傷すらつけることが出来ない防御シールドを持っている。
ムーンエンジェル隊は、白き月の近衛特殊部隊であり、部隊名のムーンは白き月のことをさしている。
GA-007 決戦兵器
セレン ケース ルージュ データ スワップ スーパー オルグ マスイブ 碁の杯 ズッキーニ プルト ディレ ポーリア デーリー タイプ ドラゴン パスヒ バットレス ギムレ ピート トウヨ リッドカ コリー いちい パネル メタセ バンダ リファレ ブラーフ ドリティ かみいそ ひけつ ノクロス オブジェキ ヒットソ ピア ポール フルスケ ハネウェル バウチ ロスペクト レッサー アクセス ソンク ばいせん シーランド フリース しぶし レシピ ハイビ
EDEN(エデン)
主惑星はジュノー。トランスバールにおいて、ロストテクノロジーと呼ばれている技術を作り出した先史文明(星間ネットワーク)の呼称。長い間、時空震によって滅びたとされていたが、EDENから逃れて来たルシャーティたちにより現存が確認された。数百年にわたりヴァル・ファスクに制圧されていたが、トランスバール皇国軍によって解放されている。全銀河の情報を扱う「ライブラリ」と呼ばれる施設が存在する。
後の時代(ギャラクシーエンジェルII)では、こちらの宇宙そのものをさす言葉となった。
ヴァル・ファスク
EDENの敵とされる種族。ヴァル・ヴァロス星系にあるヴァル・ランダルを本星としている。外見上は人類と変わりないが、何の装置も使わずに自身の身体だけで何百もの艦隊を操り、普通の人間よりも寿命が遙かに長い。全身に入れ墨状の紋様があるのが特徴。600年前、時空震を引き起こして星間ネットワークを破壊、EDENを衰退させ、全ての星系を支配しようとした。
初登場は「Moonlit Lovers」だが、エオニア戦役の元となった黒き月の行動も、対ヴァル・ファスクのためだったことを考慮すると、全編を通じた敵役と言える。
人類を見下しており、対等の相手とは認めていない。基本的に仲間という考え方は無く、同族ですら利害が一致する間は協力する関係でしかない。まったく話が通じる相手ではないと思われていたが、それでも心を持つ者もいることと、解り合える可能性があることが「Eternal Lovers」で示された。
なお、「ヴァル・ファスク」は彼ら自身が自称する名称。